Firefox 18 for developers
Firefox 18 は米国時間 2013 年 1 月 8 日にリリースされました。このページでは、開発者に影響する Firefox 18 の変更点をまとめています。
ウェブ開発者向けの変更点一覧
HTML
<ol>
要素のreversed
属性をサポートしました。(Firefox バグ 601912)<link>
要素のcrossorigin
属性をサポートしました。(Firefox バグ 786564)<iframe>
要素のallowfullscreen
属性が実装され、接頭辞つきの古いものmozallowfullscreen
は非推奨になりました。
CSS
min-width
とmin-height
の初期値がauto
へ変更されました。(これはフレックスアイテムにのみ効果があります。なぜなら、他のアイテムでは従来の初期値である0
になるためです) (Firefox バグ 763689)- カスケードが更新されました。ページ作者の
!important
ルールが CSS アニメーションを上書きするようになりました。 (Firefox バグ 783714) background
一括指定プロパティが、内部で指定された CSS3 のbackground-size
プロパティを理解するようになりました。 (Firefox バグ 570326)- CSS フレックスボックスモジュールの初期実装が導入されました。既定では無効化されていますが、
layout.css.flexbox.enabled
設定を true に設定すると有効化されます。(Firefox バグ 666041)
DOM
navigator.mozPay
プロパティがサポートされました。 (Firefox バグ 767818)window.devicePixelRatio
プロパティがサポートされました。 (Firefox バグ 564815)- MacOS X において
window.navigator.battery
がサポートされました。 (Firefox バグ 696045) MozBlobBuilder
は削除されました。Blob
オブジェクトを作るにはBlob
コンストラクターを使ってください。(Firefox バグ 744907)visibilitychange
イベントと Page Visibility API の接頭辞が削除されました。(Firefox バグ 812086)TextDecoder
とTextEncoder
が追加されました。なお、これらの実装と仕様が進化し、 Firefox 19 で変更されました。(Firefox バグ 764234)HTMLMediaElement.src
が 2 つのプロパティに分離されました: ひとつは標準化されたsrc
プロパティで、文字列を扱います。もうひとつは接頭辞つきのmozSrcObject
プロパティで、メディアストリームを扱います。(Firefox バグ 792665)- 移譲可能オブジェクトに対応しました。
Screen.lockOrientation()
メソッドが引数として文字列の配列 (Array
) に対応するようになりました。 (Firefox バグ 784549)
JavaScript
- Harmony (ECMAScript 2015) の直接プロキシーがサポートされました。(Firefox バグ 703537) 注意: この実装には 2 つの既知の不具合、欠落している機能、現行仕様との不整合が含まれています。これを本番のコードで使用しないようにしてください。
- ECMAScript 2015 の
contains()
メソッドを文字列に実装しました。これは残念ながら Mootools 1.2 とは互換性がなく、そして Mootools は文字列のcontains()
と異なる動作になると考えられますが、それは保証されません。より新しいバージョンの Mootools ではこの問題を修正しています。各サイトでは Mootools のバージョンを、1.2 より新しいものに更新するとよいでしょう。
WebGL
- WebGL 拡張機能である
EXT_texture_filter_anisotropic
の接頭辞は削除されました(Firefox バグ 790946)。 WebGL 拡張の "MOZ_EXT_texture_filter_anisotropic" は削除されました (Firefox バグ 790946)。
SVG
MathML
XUL
ネットワーク
- HTTPの
Accept-Language
ヘッダーの Quality プロパティ ("q-values") は 2 桁に丸められるようになりました。 (Firefox バグ 672448) X-FRAME-OPTIONS
HTTP レスポンスヘッダーのALLOW-FROM
構文がサポートされました。(Firefox バグ 690168)
開発者ツール
アドオン開発者と Mozilla 開発者向けの変更点
インターフェイス
nsIStreamListener
-
onDataAvailable()
の 4 番目の引数 (aOffset) が unsigned long long 型に変更されました。 (Firefox バグ 784912) nsIUploadChannel
-
setUploadStream()
が 2GB を超える content-length をサポートしました。(Firefox バグ 790617) nsIEditor
-
addEditorObserver()
が削除されました。代わりにsetEditorObserver()
を使ってください。removeEditorObserver()
はnsIEditorObserver
引数を受け取らなくなります。(Firefox バグ 785091) nsIHttpProtocolHandler
-
http-on-modify-request
オブザーバがnsIChannel.asyncOpen()
中に同期的に呼ばれる保証はなくなります。asyncOpen()
中に呼び出される必要のあるオブザーバには新しくhttp-on-opening-request
オブザーバトピックが追加されています。詳細は
(Firefox バグ 800799)をご覧ください。 nsIProtocolProxyService
-
resolve
メソッドは削除されました。asyncResolve
メソッドだけが使用できるようになりました。 (Firefox バグ 769764) を参照してください。
新しいインターフェイス
削除されたインターフェイス
次ののインターフェイスが削除されました。
nsIEditorObserver
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