Firefox 3 での DOM の改良
Firefox 3 では、特に、他のブラウザーによる独自 DOM 拡張 のサポートに関するものを含む、多くの Document Object Model (DOM) 実装が追加されました。この記事は、これらの実装の一覧と詳細なドキュメントへのリンクを提供します。
- Internet Explorer の
clientTop
とclientLeft
DOM 拡張がサポートされました。 window.fullScreen
プロパティは、たとえウェブコンテンツから読み出されても常に正確に計算されるようになりました。以前は不正確にfalse
を返していたでしょう。(Firefox バグ 127013)getClientRects
とgetBoundingClientRect
DOM 拡張がサポートされました。(Firefox バグ 174397 を参照)- Internet Explorer の
elementFromPoint
DOM 拡張がサポートされました。 (Firefox バグ 199692) - Internet Explorer の
oncut
、oncopy
、onpaste
DOM 拡張がサポートされました (Firefox バグ 280959)。 - 特権コード限定のゲッター
Node.nodePrincipal
、Node.baseURIObject
、document.documentURIObject
が追加されました。Chrome コードは、(XPCNativeWrapper
のwrappedJSObject
などの) ラップされていないコンテンツオブジェクトに対して、これらのプロパティに触れては (取得または設定をしては) いけません。詳細は Firefox バグ 324464 を参照してください。 - Web Applications 1.0 (HTML5) の
getElementsByClassName()
DOM メソッドがサポートされました。 - Web Applications 1.0 (HTML5) の
window.postMessage
DOM メソッドがサポートされました。このメソッドは、制限された、同じドメインに限らないウィンドウ間でのクライアントサイド通信を行う選択フォームを可能にします。 - アクセラレーションキーが押された場合、
keypress
イベントのcharCode
の値は ASCII 文字に変更されます。それ以外の場合、charCode
はそのままの文字です (Shift 状態を除く)。Gecko Keypress Event を参照してください。