DOMMatrixReadOnly: flipX() メソッド
flipX()
は DOMMatrixReadOnly
インターフェイスのメソッドで、元の行列を X 軸で反転させた新しい行列を作成します。
構文
js
DOMMatrixReadOnly.flipX()
返値
元の行列を X 軸で反転した結果である新しい行列を含む DOMMatrix
を返します。これは、行列に DOMMatrix(-1, 0, 0, 1, 0, 0)
を乗算することと等価です。元の行列は変更されません。
例
三角形の反転
この例では、 SVG に三角形の図形を持つ2つのパスが格納されており、どちらも同じ位置に描画されています。なお、 viewBox 属性の x 座標が負であり、 x 軸の両辺からのコンテンツを表示されます。
JavaScript は最初に単位行列を作成し、次に flipX()
メソッドを使って新しい行列を作成し、それを青い三角形に用いて X 軸を反転させています。赤い三角形はその場に残ります。
HTML
html
<svg width="100" height="100" viewBox="-50 0 100 100">
<path fill="red" d="M 0 50 L 50 0 L 50 100 Z" />
<path id="flipped" fill="blue" d="M 0 50 L 50 0 L 50 100 Z" />
</svg>
JavaScript
js
const flipped = document.getElementById("flipped");
const matrix = new DOMMatrixReadOnly();
const flippedMatrix = matrix.flipX();
flipped.setAttribute("transform", flippedMatrix.toString());
結果
仕様書
Specification |
---|
Geometry Interfaces Module Level 1 # dom-dommatrixreadonly-flipx |
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser