ExtendableCookieChangeEvent: changed プロパティ

安全なコンテキスト用: この機能は一部またはすべての対応しているブラウザーにおいて、安全なコンテキスト (HTTPS) でのみ利用できます。

ExtendableCookieChangeEvent インターフェイスの読み取り専用プロパティ changed は、与えられた ExtendableCookieChangeEvent のインスタンスで変更されたすべての Cookie を返します。

オブジェクトの配列で、変更された Cookie が格納されています。それぞれのオブジェクトは以下のプロパティを持ちます。

name

Cookie の名前を表す文字列です。

value

Cookie の値を表す文字列です。

domain

Cookie のドメインを表す文字列です。

path

Cookie のパスを表す文字列です。

expires

ミリ秒単位の UNIX 時間で与えられるタイムスタンプで、Cookie の有効期限を表します。

secure

Cookie がセキュアコンテキスト (HTTP ではなく HTTPS) のサイト由来かを表す boolean です。

sameSite

以下の SameSite の値のいずれかです。

"strict"

Cookie はファーストパーティコンテキストでのみ送信され、サードパーティのウェブサイトから発信されたリクエストでは送信されません。

"lax"

Cookie は通常のクロスサイトサブリクエスト (たとえば、サードパーティサイトへの画像やフレームの読み込み) では送信されませんが、ユーザーが発信元のサイト内へ移動するとき (すなわち、リンクをたどるとき) は送信されます。

"none"

Cookie はすべてのコンテキストで送信されます。

この例では、Cookie が設定されると、イベントリスナーがコンソールに changed プロパティを記録します。この配列の最初の要素には、今設定されたばかりの Cookie を表すオブジェクトが格納されています。

js
self.addEventListener("cookiechange", (event) => {
  console.log(event.changed[0]);
});

const one_day = 24 * 60 * 60 * 1000;
cookieStore.set({
  name: "cookie1",
  value: "cookie1-value",
  expires: Date.now() + one_day,
  domain: "example.com",
});

仕様書

Specification
Cookie Store API
# dom-extendablecookiechangeevent-changed

ブラウザーの互換性

BCD tables only load in the browser