IDBIndex: count() メソッド

IDBIndex インターフェイスの count() メソッドは、IDBRequest オブジェクトを返し、別スレッドでキー範囲内のレコードの数を返します。

メモ: この機能はウェブワーカー内で利用可能です。

構文

js
count()
count(key)

引数

key 省略可

カウント対象のレコードを特定するキーもしくはキー範囲です。

返値

この操作に関係する今後のイベントが発火する IDBRequest オブジェクトです。

操作に成功した場合は、この要求の result プロパティの値は与えられたキーもしくはキー範囲にマッチするレコードの数になります。

例外

このメソッドは、以下の種類のいずれかの DOMException を投げる可能性があります。

TransactionInactiveError DOMException

この IDBIndex のトランザクションが実行中でないとき投げられます。

DataError DOMException

与えられたキーまたはキー範囲が無効なキーを含むとき投げられます。

InvalidStateError DOMException

この IDBIndex が削除されたか取り除かれたとき投げられます。

以下の例では、トランザクションとオブジェクトストアを開き、シンプルな連絡先データベースからインデックス lName を取得します。そして、このインデックスで IDBIndex.openCursor により基本的なカーソルを開きます。これは、返されるレコードが主キーではなくこのインデックスに基づいてソートされる以外、ObjectStore で直接 IDBObjectStore.openCursor を用いてカーソルを開くのと同じように動きます。

そして、myIndex.count() を用いてインデックス内のレコードの数を数え、success コールバックで要求の結果をコンソールに記録します。

最後に、各レコードを走査し、データを HTML テーブルに挿入します。動く例全体は、IndexedDB-examples デモレポジトリーを参照してください。(動く例を見る)

js
function displayDataByIndex() {
  tableEntry.innerHTML = "";
  const transaction = db.transaction(["contactsList"], "readonly");
  const objectStore = transaction.objectStore("contactsList");

  const myIndex = objectStore.index("lName");
  const countRequest = myIndex.count();
  countRequest.onsuccess = () => {
    console.log(countRequest.result);
  };

  myIndex.openCursor().onsuccess = (event) => {
    const cursor = event.target.result;
    if (cursor) {
      const tableRow = document.createElement("tr");
      tableRow.innerHTML =
        `<td>${cursor.value.id}</td>` +
        `<td>${cursor.value.lName}</td>` +
        `<td>${cursor.value.fName}</td>` +
        `<td>${cursor.value.jTitle}</td>` +
        `<td>${cursor.value.company}</td>` +
        `<td>${cursor.value.eMail}</td>` +
        `<td>${cursor.value.phone}</td>` +
        `<td>${cursor.value.age}</td>`;
      tableEntry.appendChild(tableRow);

      cursor.continue();
    } else {
      console.log("全レコードを表示しました。");
    }
  };
}

仕様書

Specification
Indexed Database API 3.0
# ref-for-dom-idbindex-count①

ブラウザーの互換性

BCD tables only load in the browser

関連情報