ResizeObserverEntry: contentRect プロパティ
contentRect
は ResizeObserverEntry
インターフェイスの読み取り専用プロパティで、コールバックが実行されたときに DOMRectReadOnly
オブジェクトの形で監視中の要素の新しい寸法を返します。なお、これは ResizeObserverEntry.borderBoxSize
や ResizeObserverEntry.contentBoxSize
よりも広く対応されていますが、 Resize Observer API では早期に除外され、現在は互換性の目的で仕様書に存在しているため、将来のバージョンでは非推奨になる可能性があります。
値
DOMRectReadOnly
オブジェクトで、 target
プロパティで示された要素の新しい寸法が入ります。
target
が HTML の Element
である場合、返される contentRect
は要素のコンテンツボックスです。 target
が SVGElement
である場合、返される contentRect
は SVG のバウンディングボックスです。
例
以下のスニペットは resize-observer-text.html (ソースを参照) の例から取ったものです。これは簡単な機能検出テストを使用して、ブラウザーがより新しい ResizeObserverEntry.contentBoxSize
プロパティに対応しているかどうかを確認します。 — もし対応していれば、こちらを使用して必要な寸法のデータを取得します。そうでない場合は、 contentRect
を使用します。
const resizeObserver = new ResizeObserver((entries) => {
for (const entry of entries) {
if (entry.contentBoxSize) {
h1Elem.style.fontSize = `${Math.max(
1.5,
entry.contentBoxSize.inlineSize / 200,
)}rem`;
pElem.style.fontSize = `${Math.max(
1,
entry.contentBoxSize.inlineSize / 600,
)}rem`;
} else {
h1Elem.style.fontSize = `${Math.max(
1.5,
entry.contentRect.width / 200,
)}rem`;
pElem.style.fontSize = `${Math.max(1, entry.contentRect.width / 600)}rem`;
}
}
});
resizeObserver.observe(divElem);
仕様書
Specification |
---|
Resize Observer # dom-resizeobserverentry-contentrect |
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser