JSON.isRawJSON()
Limited availability
This feature is not Baseline because it does not work in some of the most widely-used browsers.
Experimental: これは実験的な機能です。
本番で使用する前にブラウザー互換性一覧表をチェックしてください。
JSON.isRawJSON()
は静的メソッドで、ある値が JSON.rawJSON()
から返されるオブジェクトであるかどうかを検査します。
構文
JSON.isRawJSON(value)
引数
value
-
検査する値です。
返値
value
が JSON.rawJSON()
で作成されたものであれば true
です。そうでなければ false
です。
解説
「生の JSON」オブジェクトは、 JSON にシリアライズされたとき、すでに JSON の一部であるかのように扱われます。さらに、 JSON.rawJSON()
が動作するので、生の JSON は構文的に有効な JSON であることが保証されます。生の JSON オブジェクトの形状と動作の詳細情報については、 JSON.rawJSON()
を参照してください。このメソッドは、他のシリアライズライブラリーが生の JSON オブジェクトに対して JSON.stringify()
と同様の動作を実装できるようにするために存在します。
例
JSON.isRawJSON() の使用
次の例は、 JSON.isRawJSON()
を使用して、オブジェクトが JSON.rawJSON()
によって返されたかどうかを検査する方法を示します。データを YAML 風の形式にシリアライズするカスタムシリアライザーを実装しています。
function mySerializer(value, indent = "") {
if (typeof value !== "object" || value === null) {
return JSON.stringify(value);
}
if (JSON.isRawJSON(value)) {
return value.rawJSON;
}
const subIndent = `${indent} `;
if (Array.isArray(value)) {
return `- ${value.map((v) => mySerializer(v, subIndent)).join(`\n${indent}- `)}`;
}
return Object.entries(value)
.map(([key, value]) => {
const subValue = mySerializer(value, subIndent);
if (subValue.includes("\n")) {
return `${key}:\n${subIndent}${subValue}`;
}
return `${key}: ${subValue}`;
})
.join(`\n${indent}`);
}
console.log(
mySerializer({
name: "Josh",
userId: JSON.rawJSON("12345678901234567890"),
friends: [
{ name: "Alice", userId: JSON.rawJSON("9876543210987654321") },
{ name: "Bob", userId: JSON.rawJSON("56789012345678901234") },
],
}),
);
// name: "Josh"
// userId: 12345678901234567890
// friends:
// - name: "Alice"
// userId: 9876543210987654321
// - name: "Bob"
// userId: 56789012345678901234
もしこの例で userId
の値を JSON.rawJSON()
で作成せず、直接数値として渡していた場合、 JavaScript の浮動小数点数の制限により、精度が低下してしまいます。
console.log(
mySerializer({
name: "Josh",
userId: 12345678901234567890,
friends: [
{ name: "Alice", userId: 9876543210987654321 },
{ name: "Bob", userId: 56789012345678901234 },
],
}),
);
// name: "Josh"
// userId: 12345678901234567000
// friends:
// - name: "Alice"
// userId: 9876543210987655000
// - name: "Bob"
// userId: 56789012345678900000
仕様書
Specification |
---|
JSON.parse source text access # sec-json.israwjson |
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser