PaymentRequest

安全なコンテキスト用: この機能は一部またはすべての対応しているブラウザーにおいて、安全なコンテキスト (HTTPS) でのみ利用できます。

決済リクエスト APIPaymentRequest インターフェイスは、この API への第一のアクセスポイントであり、ウェブコンテンツやアプリが、サイトのユーザーやアプリの公開者に代わって、エンドユーザーからの決済を受け入れることができます。

EventTarget PaymentRequest

コンストラクター

PaymentRequest()

新しい PaymentRequest オブジェクトを作成します。

インスタンスプロパティ

PaymentRequest.id 読取専用

特定の PaymentRequest に固有の識別子で、details.id で設定することができます。設定されていない場合は、UUID が既定値として設定されます。

PaymentRequest.shippingAddress 読取専用 非推奨; 非標準

決済オプションでリクエストされた場合、送料を計算するためにユーザーが選んだ配送先住所を返します。このプロパティは、コンストラクターが requestShipping フラグを設定した状態で呼び出された場合にのみ設定されます。さらに、一部のブラウザーでは、ユーザーが取引を完了する準備ができていることを示す(すなわち、「購入する」を押す)までは、プライバシーのために住所の一部が省略されることになります。

PaymentRequest.shippingOption 読取専用 非推奨; 非標準

選択された配送オプションの識別子を返します。このプロパティは、requestShipping フラグを true に設定してコンストラクターを呼び出した場合にのみ設定されます。

PaymentRequest.shippingType 読取専用 非推奨; 非標準

取引を履行するために使用する配送の種類を返します。これは shippingdeliverypickup のいずれか、またはコンストラクターで値が提供されなかった場合は null となる。

インスタンスメソッド

PaymentRequest.canMakePayment()

show() を呼び出す前に PaymentRequest オブジェクトが決済を行うことができるかどうかを示します。

PaymentRequest.show()

ユーザーエージェントに決済リクエストのためのユーザーとの対話を開始させます。

PaymentRequest.abort()

ユーザーエージェントに決済リクエストを終わらせ、表示されている可能性のあるユーザーインターフェイスを除去させます。

イベント

merchantvalidation 非推奨;

一部の決済ハンドラー(Apple Pay など)では、merchantvalidation イベントを処理するためにこのイベントハンドラーが呼び出されます。このイベントは、ユーザーエージェントが、決済リクエストをする販売者またはベンダーが正当であるかどうかを検証する必要があると、販売者に要求する場合に配信されます。

paymentmethodchange

一部の決済ハンドラー(Apple Payなど)では、クレジットカードからデビットカードに切り替えるなど、ユーザーが決済手段を変更するたびに配信されます。

shippingaddresschange 非推奨; 非標準

ユーザーが配送先を変更するたびに配信されます。

shippingoptionchange 非推奨; 非標準

ユーザーが配送オプションを変更するたびに配信されます。

仕様書

Specification
Payment Request API
# paymentrequest-interface

ブラウザーの互換性

BCD tables only load in the browser