SpeechSynthesisUtterance
Baseline Widely available
This feature is well established and works across many devices and browser versions. It’s been available across browsers since September 2018.
SpeechSynthesisUtterance
はウェブ音声 API のインターフェイスで、発話リクエストを表します。
これには、発話サービスが読み上げるコンテンツと、その読み上げ方についての情報(言語、音の高低、音量)が含まれます。
コンストラクター
SpeechSynthesisUtterance()
-
新しい
SpeechSynthesisUtterance
オブジェクトのインスタンスを返します。
インスタンスプロパティ
SpeechSynthesisUtterance
は、その親インターフェイスである EventTarget
から継承したプロパティもあります。
SpeechSynthesisUtterance.lang
-
utterance (発声)の言語を取得または設定します。
SpeechSynthesisUtterance.pitch
-
utterance が発話される際のピッチ(音の高低)を取得または設定します。
SpeechSynthesisUtterance.rate
-
utterance が発話される際の速度を取得または設定します。
SpeechSynthesisUtterance.text
-
utterance が発話される際の合成されるテキストを取得または設定します。
SpeechSynthesisUtterance.voice
-
utterance の発話に使用される音声を取得または設定します。
SpeechSynthesisUtterance.volume
-
utterance が発話される際の音量を取得または設定します。
イベント
これらのイベントは、 addEventListener()
を使用するか、イベントリスナーを onイベント名
プロパティに代入することで待ち受けしてください。
boundary
-
音声の発話が単語または文の境界に達すると発行されます。
onboundary
プロパティからも利用できます。 end
-
発話が完了したときに発行されます。
onend
プロパティからも利用できます。 error
-
発話が正常に行われずにエラーが発生したときに発行されます。
onerror
プロパティからも利用できます。 mark
-
音声発話が SSML の名前付き "mark" タグに到達したときに発行されます。
onmark
プロパティからも利用できます。 pause
-
発話の途中で一時停止した場合に発行されます。
onpause
プロパティからも利用できます。 resume
-
一時停止していた発話が再開されたときに発行されます。
onresume
プロパティからも利用できます。 start
-
発話が始まったときに発行されます。
onstart
プロパティからも利用できます。
例
基本的な 音声合成のデモ では、最初に window.speechSynthesis
を使用して SpeechSynthesis コントローラーへの参照を取得します。必要な変数の定義後、 SpeechSynthesis.getVoices()
を使用して利用可能な音声のリストを取得し、それらの選択メニューを構成します。ユーザーは、そこから使用したい音声を選べます。
inputForm.onsubmit
ハンドラー内部では、 preventDefault()
でフォーム送信を停止し、 constructor
使用して、新しいテキスト <input>
に入力されたテキストを含む新しい SpeechSynthesisUtterance
インスタンスを作成します。その発話にユーザーが <select>
要素で選択した 音声を設定し、SpeechSynthesis.speak()
メソッドを通して発声の発話を開始します。
const synth = window.speechSynthesis;
const inputForm = document.querySelector("form");
const inputTxt = document.querySelector("input");
const voiceSelect = document.querySelector("select");
let voices;
function loadVoices() {
voices = synth.getVoices();
for (let i = 0; i < voices.length; i++) {
const option = document.createElement("option");
option.textContent = `${voices[i].name} (${voices[i].lang})`;
option.value = i;
voiceSelect.appendChild(option);
}
}
// Google Chrome では、音声はページの読み込みでは準備できません
if ("onvoiceschanged" in synth) {
synth.onvoiceschanged = loadVoices;
} else {
loadVoices();
}
inputForm.onsubmit = (event) => {
event.preventDefault();
const utterThis = new SpeechSynthesisUtterance(inputTxt.value);
utterThis.voice = voices[voiceSelect.value];
synth.speak(utterThis);
inputTxt.blur();
};
仕様書
Specification |
---|
Web Speech API # speechsynthesisutterance |
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser