storage.sync
sync
ストレージ領域を指します。 sync
ストレージ内のアイテムはブラウザーによって同期され、ログイン(Firefox sync や Google アカウントなど)しているブラウザー・デバイスの全てのインスタンスで利用できます。
Firefox の場合、ユーザーは "about:preferences"
の "Sync 設定" オプションの下にある "アドオン" ボックスにチェックを入れる必要があります。
storage.sync
の実装はアドオン ID に依存していることに注意してください。もし storage.sync
を使うのであれば、 browser_specific_settings
manifest.json キーを使用して拡張機能に ID を設定する必要があります。
この API の主な利用例は拡張機能の設定を格納し、異なるプロファイル間で同期させることです。この API は最大 100 KB までデータを格納できます。それ以上格納しようとするとエラーメッセージを返して失敗します。 この API は稼働時間やパフォーマンスを保証しません。
関数
sync
オブジェクトは storage.StorageArea
型で定義された関数を実装しています。
storage.StorageArea.get()
-
ストレージ領域から 1 つ以上のアイテムを取得します。
storage.StorageArea.getBytesInUse()
-
1 つ以上のストレージ領域内に格納されたアイテムが占めるストレージ空間をバイト単位で取得します。
storage.StorageArea.set()
-
1 つ以上のアイテムをストレージ領域に格納します。既にアイテムが存在していれば値は上書きされます。
storage.StorageArea.remove()
-
ストレージ領域内の 1 つ以上のアイテムを削除します。
storage.StorageArea.clear()
-
ストレージ領域内の全てのアイテムを削除します。
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser
Example extensions
メモ:
この API は Chromium の chrome.storage
API に基づいています。また、このドキュメントは storage.json
における Chromium のコードに基づいています。Microsoft Edge での実装状況は Microsoft Corporation から提供されたものであり、ここでは Creative Commons Attribution 3.0 United States License に従っています。