Firefox 105 for developers

このページでは、開発者に影響する Firefox 105 の変更点をまとめています。Firefox 105 は、米国時間 2022 年 9 月 20 日にリリースされました。

ウェブ開発者向けの変更点一覧

HTML

変更なし。

CSS

  • SVG の定義や <iframe> 内部のコンテンツなどの埋め込みコンテンツが、OS やブラウザーのテーマ設定ではなくコンテンツを埋め込んでいる要素のテーマ設定を重視するようになりました (両者の設定が異なっている場合があります)。 特に、埋め込みコンテンツは埋め込み元要素の color-scheme を継承するようになりました。また、埋め込みコンテンツの prefers-color-scheme メディアクエリーは OS やブラウザーレベルの color-scheme 設定ではなく埋め込み元要素の color-scheme の値を重視します (Firefox バグ 1779457)。

JavaScript

API

DOM

WebDriver conformance (WebDriver BiDi, Marionette)

WebDriver BiDi

  • IPv6 を優先する DNS 名前解決クライアントを持つシステムで、WebSocket サーバーのホストとして localhost を使用したときに接続が失敗しないようになりました (Firefox バグ 1769994)。

  • RemoteValue を、単純な JSON のシリアライズ可能なフィールドを持つプレーンな JS オブジェクトをシリアライズできるように改良しました (Firefox バグ 1779226)。

Marionette

  • WebDriver:GetElementProperty が、ウェブコンテンツによって設定されたノードプロパティを返せるようになりました (Firefox バグ 1398792)。

アドオン開発者向けの変更点一覧

  • scripting を使用して、永続的なスクリプトを定義する機能を追加しました。scripting.RegisteredContentScriptpersistAcrossSessions プロパティを使用して、永続的なスクリプトを識別します (Firefox バグ 1751436)。
  • デフォルトで、拡張機能のリソースがほかの拡張機能から読み込まれないようになりました。ほかの拡張機能がリソースを読み込むことを可能にするには、拡張機能の web_accessible_resources マニフェストキーに列挙しなければなりません (Firefox バグ 1711168)。

過去のバージョン