HTMLMediaElement: playbackRate プロパティ
HTMLMediaElement.playbackRate
プロパティは、メディアが再生されるレートを設定します。これはユーザーが早送りやスローモーションなどのユーザー制御を実装するために使用されます。通常の再生レートにこの値を掛けて現在のレートが求められるため、 1.0 の値が通常の速度です。
playbackRate
が負の値である場合、メディアを逆再生することを示しますが、これはまだ広く対応していません。(詳しくはブラウザーの互換性を参照してください。)
音声は、逆方向の再生であったり、早送りやスロー再生が実用的な範囲を外れていた場合(例えば、 Gecko では 0.25
から 4.0
の範囲であれば)ミュートされます。
既定の設定では、音声のピッチが補正されます。ピッチ補正は HTMLMediaElement.preservesPitch
プロパティで無効にすることができます。
値
double
値です。 1.0
は「通常の速度」で、 1.0
より小さければ通常より遅く、大きければ通常より早く再生されます。(既定値: 1.0
)
例
js
const obj = document.createElement("video");
console.log(obj.playbackRate); // Expected Output: 1
仕様書
Specification |
---|
HTML Standard # dom-media-playbackrate-dev |
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser
関連情報
HTMLMediaElement
:HTMLMediaElement.playbackRate
プロパティを定義しているインターフェイス- 負の
playbackRate
に対応するバグ報告(Firefox および Blink(Chrome など)) - The Web Hypertext Application Technology Working Group (WHATWG) issue to require support for negative
playbackRate