HTMLScriptElement: referrerPolicy プロパティ
Baseline Widely available
This feature is well established and works across many devices and browser versions. It’s been available across browsers since September 2021.
referrerPolicy
は HTMLScriptElement
インターフェイスのプロパティで、この <script>
要素の referrerpolicy
を反映します。これは、スクリプトとそれがインポートするスクリプトを取得するときにリファラーをどのように設定するかを定義します。
値
文字列です。以下のいずれかです。
no-referrer
-
Referer
ヘッダーは完全に省略されます。リクエストと共に送信されるリファラー情報はありません。 no-referrer-when-downgrade
-
プロトコルのセキュリティレベルが変わらない場合(例: HTTP→HTTP、HTTPS→HTTPS)にはリファラーとして URL を送信し、セキュリティレベルの低い宛先(例: HTTPS→HTTP)には送信しません。
origin
-
どのような場合でも、この文書のオリジンだけをリファラーとして送信します。 文書
https://example.com/page.html
はリファラーとしてhttps://example.com/
を送ります。 origin-when-cross-origin
-
同一オリジンリクエストを行う場合は完全な URL を送信し、それ以外の場合は文書のオリジンのみを送信します。
same-origin
-
リファラーは同一サイトオリジンには送信されますが、オリジン間リクエストではリファラー情報が送信されません。
strict-origin
-
プロトコルのセキュリティレベルが変わらない場合(例: HTTPS→HTTPS)だけ、文書のオリジンをリファラーとして送信し、セキュリティレベルの低い宛先(例: HTTPS→HTTP)には送信しないようにします。
strict-origin-when-cross-origin
(default)-
これは、ポリシーが指定されていない場合のユーザーエージェントの既定の動作です。同一オリジンリクエストを行う場合は完全な URL を送信し、プロトコルのセキュリティレベルが変わらない場合はオリジンのみを送信し(例: HTTPS→HTTPS)、セキュリティレベルの低い宛先にはヘッダーを送信しません(例: HTTPS→HTTP)。
unsafe-url
-
同一オリジンまたはオリジン間リクエストを実行するときに、完全な URL を送信します。このポリシーは、 TLS で保護されたリソースから安全でないオリジンへのオリジンとパスを漏洩します。 この設定の影響を慎重に検討してください。
メモ:
空文字列の値 (""
) は既定値であると同時に、 referrerpolicy
が対応していない場合の代替値でもあります。もし <script>
要素に referrerpolicy
が明示的に指定されていない場合には、より高いレベルのリファラーポリシー、つまり文書やドメイン全体に設定されているものを採用することになります。上位のポリシーが利用できない場合、空文字列は no-referrer-when-downgrade
と同等に扱われます。
例
const scriptElem = document.createElement("script");
scriptElem.src = "/";
scriptElem.referrerPolicy = "unsafe-url";
document.body.appendChild(scriptElem);
仕様書
Specification |
---|
HTML Standard # dom-script-referrerpolicy |
ブラウザーの互換性
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