Firefox 106 for developers

このページでは、開発者に影響する Firefox 106 の変更点をまとめています。Firefox 106 は、米国時間 2022 年 10 月 18 日にリリースされました。

ウェブ開発者向けの変更点一覧

HTML

  • <source> 要素が、<picture> 要素の子要素であるときに height および width 属性をサポートするようになりました。 これは、dom.picture_source_dimension_attributes.enabled設定 を使用して有効にする実験的機能です (Firefox バグ 1694741)。

廃止

MathML

CSS

  • @supports アットルールで font-tech() および font-format() 関数をサポートしました。 これらの関数で、指定したフォント技術やフォント形式をブラウザーがサポートしているかを確認できます。また、確認結果に基づいて CSS スタイルを適用できます (Firefox バグ 1786493)。

廃止

JavaScript

廃止

HTTP

廃止

セキュリティ

廃止

API

DOM

  • HTMLMetaElement.media プロパティをサポートしました。このプロパティは、media の値 (例: max-width: 600px) に応じてさまざまなテーマカラーを設定できます。 media プロパティを持つ meta 要素を使用すると、ブラウザーは指定したメディアクエリー向けのページまたは UI の色を設定するために、theme-color と合わせて content の値を使用できます (Firefox バグ 1706179)。

Media、WebRTC、Web Audio

廃止

WebAssembly

廃止

WebDriver conformance (WebDriver BiDi, Marionette)

WebDriver BiDi

  • script.getRealms の基本的なサポートを追加しました。現在は、window レルムと sandbox レルムを含む WindowRealmInfo 型に限定されています (Firefox バグ 1766240)。

  • browsingContext.load イベントをサポートしました。これは、閲覧コンテキストのウィンドウの load イベントをきっかけにして発生します (Firefox バグ 1756619)。

  • シリアライズしたリモートの値向けの強い参照を保持するための、オブジェクト参照ストアを追加しました (Firefox バグ 1770736)。

  • オブジェクト参照ストアで作成したリモート参照のデシリアライズをサポートしました (Firefox バグ 1788124)。

  • script.evaluatescript.callFunctionscript.disown コマンドを完全サポートしました (Firefox バグ 1778976)。

Marionette

  • Actions 向けに wheel 入力ソースをサポートしました。これはホイールタイプの入力デバイスに関連づけられます (Firefox バグ 1746601)。

  • GeckoView ベースのアプリケーション (例: Android 版 Firefox) のタブを開くおよび閉じる操作をサポートしました (Firefox バグ 1506782)。

アドオン開発者向けの変更点一覧

  • "background" マニフェストキーの "persistent" プロパティを false に設定することが、Manifest V2 において (バックグラウンドページを非永続化するため) デフォルトで可能になりました。
  • "content_security_policy" マニフェストキーの object-src ディレクティブが省略可能になりました (Firefox バグ 1766881)。詳しくは "content_security_policy" のページで object-src ディレクティブ をご覧ください。

廃止

その他

過去のバージョン