MediaSource: endOfStream() メソッド

endOfStream()MediaSource インターフェイスのメソッドで、ストリームの終わりを通知します。

構文

js
endOfStream()
endOfStream(endOfStreamError)

引数

endOfStreamError 省略可

文字列で、ストリームの終わりに達したときに発生したエラーを表します。可能な値は次のとおりです。

network

再生を終了し、ネットワークエラーが発生したことを通知します。 これを使用して、メディアストリームに関連するカスタムエラーハンドラーを作成できます。 例えば、他のネットワーク要求とは別に、メディアチャンク要求を処理する関数があるとします。メディアチャンクを fetch() リクエストしてネットワークエラーが発生した場合、 endOfStream('network') を呼び出し、 UI に説明的なメッセージを表示し、ネットワークリクエストをすぐに再試行するか、ネットワークが(何らかのポーリングで)復旧するまで待ちます。

decode

再生を終了し、デコードエラーが発生したことを通知します。 これは、メディアデータの取得中に解析エラーが発生したことを示すために使用できます。 データが破損しているか、ブラウザーがデコード方法を知らないコーデックを使用してエンコードされている可能性があります。

返値

なし (undefined)。

例外

InvalidStateError DOMException

MediaSource.readyStateopen に等しくないか、 MediaSource.sourceBuffers 内の SourceBuffer オブジェクトが 1 つ以上更新されている(つまり、 SourceBuffer.updating プロパティが true である)場合に発生します。

次のスニペットは、Nick Desaulniers によって書かれた例からのものです(ライブで完全なデモを見るか、ソースをダウンロードしてさらに調査してください)。ここでは定義されていませんが、関数 getMediaSource()MediaSource を返します。

js
const assetURL = "frag_bunny.mp4";
// Blink はコーデックに関して特定する必要がある
// ./mp4info frag_bunny.mp4 | grep Codec
const mimeCodec = 'video/mp4; codecs="avc1.42E01E, mp4a.40.2"';

let mediaSource;

if ("MediaSource" in window && MediaSource.isTypeSupported(mimeCodec)) {
  mediaSource = getMediaSource();
  console.log(mediaSource.readyState); // closed
  video.src = URL.createObjectURL(mediaSource);
  mediaSource.addEventListener("sourceopen", sourceOpen);
} else {
  console.error(
    "サポートされていない MIME タイプまたはコーデック: ",
    mimeCodec,
  );
}

function sourceOpen() {
  console.log(this.readyState); // open
  const sourceBuffer = mediaSource.addSourceBuffer(mimeCodec);
  fetchAB(assetURL, (buf) => {
    sourceBuffer.addEventListener("updateend", () => {
      mediaSource.endOfStream();
      video.play();
      console.log(mediaSource.readyState); // ended
    });
    sourceBuffer.appendBuffer(buf);
  });
}

仕様書

Specification
Media Source Extensions™
# dom-mediasource-endofstream

ブラウザーの互換性

BCD tables only load in the browser

関連情報