Window: crypto プロパティ
Baseline Widely available
This feature is well established and works across many devices and browser versions. It’s been available across browsers since July 2015.
crypto
は Window
インターフェイスの読み取り専用プロパティで、グローバルオブジェクトに関連付けられた Crypto
オブジェクトを返します。このオブジェクトは、ウェブページが暗号に関連したサービスにアクセスできるようにします。
このプロパティ自体は読み取り専用ですが、そのメソッドすべて(加えて子オブジェクトのメソッドと SubtleCrypto
)は読み取り専用ではありません。そのためポリフィルによる攻撃には脆弱です。
crypto
はすべてのウィンドウで使用できますが、返される Crypto
オブジェクトは安全でないコンテキストで使用できる機能は 1 つしかありません。 getRandomValues()
メソッドです。一般的に、この API は安全なコンテキストでのみ使用する必要があります。
構文
Crypto
インターフェイスのインスタンスで、一般用途の暗号技術と強力な乱数生成器を提供します。
例
この例では、 crypto
プロパティを使用して getRandomValues()
メソッドへアクセスします。
JavaScript
js
globalThis.genRandomNumbers = () => {
const array = new Uint32Array(10);
globalThis.crypto.getRandomValues(array);
const randText = document.getElementById("myRandText");
randText.textContent = `乱数: ${array.join(" ")}`;
};
HTML
html
<p id="myRandText">乱数:</p>
<button type="button" onClick="genRandomNumbers()">10 個の乱数を生成</button>
結果
仕様書
Specification |
---|
Web Cryptography API # dom-windoworworkerglobalscope-crypto |
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser
関連情報
Crypto
インターフェイスWorkerGlobalScope.crypto