Date.prototype.getTime()
Baseline Widely available
This feature is well established and works across many devices and browser versions. It’s been available across browsers since July 2015.
getTime()
メソッドは、 ECMAScript 元期からの経過ミリ秒数を返します。
このメソッドは、日付と時刻を別の Date
オブジェクトへ代入する助けとして使用できます。このメソッドは、valueOf()
メソッドと機能的に同等です。
試してみましょう
構文
getTime()
返値
1970 年 1 月 1 日 00:00:00 UTC から指定した日時までの経過時間をミリ秒で表した数値。
時刻の低精度化
ブラウザーの設定によっては、タイミング攻撃とフィンガープリンティングに対する保護を提供するために new Date().getTime()
の精度が落とされていることがあります。 Firefox では、privacy.reduceTimerPrecision
が既定で有効になっています。既定値は Firefox 59 では 20 マイクロ秒で、 Firefox 60 では 2 ミリ秒です。
// Firefox 60 での時刻の精度の低下(2 ミリ秒)
new Date().getTime();
// 1519211809934
// 1519211810362
// 1519211811670
// …
// `privacy.resistFingerprinting` が有効な場合の時刻の精度の低下
new Date().getTime();
// 1519129853500
// 1519129858900
// 1519129864400
// …
Firefox では、 privacy.resistFingerprinting
も有効にできます。この場合、精度は 100 ミリ秒と privacy.resistFingerprinting.reduceTimerPrecision.microseconds
値のうち大きい方になります。
例
getTime() を使って日付をコピーする
同一の time 値を持つ date オブジェクトを構築します。
// month は 0 を基点とするため、birthday は 1995 年 1 月 10 日になります
const birthday = new Date(1994, 12, 10);
const copy = new Date();
copy.setTime(birthday.getTime());
実行時間を計測する
新たに生成された Date
オブジェクトでの、続く 2 個の getTime()
の結果を減算して、これらの呼び出しと呼び出しの間の時間を得ます。これは、何らかの命令の実行時間を計測するために使用できます。不要な Date
オブジェクトのインスタンス化を避けるため、Date.now()
も参照してください。
let end, start;
start = new Date();
for (let i = 0; i < 1000; i++) {
Math.sqrt(i);
}
end = new Date();
console.log(`Operation took ${end.getTime() - start.getTime()} msec`);
仕様書
Specification |
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ECMAScript Language Specification # sec-date.prototype.gettime |
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser