Texel (テクセル)
3D グラフィックにおいて、テクセル (texel) はテクスチャ内の 1 ピクセルのことです。テクスチャは、 3D レンダリング画像内のポリゴンの表面に表示される画像です。テクスチャは、テクセルの集まりによって特徴付けられます。これは、画像がピクセルの集まりによって特徴付けられるのと似ています。
ラスター画像ファイルのピクセルは、カラーデータ、場合によっては不透明度データを含む一連のビットで、コンピューターのモニターなどの出力デバイス上の表示ピクセルにマッピングされます。ピクセルがテクスチャリソースとして使用される画像に属する場合、それは「テクスチャピクセル」と呼ばれ、「テクセル」と短縮されます。テクセルデータは、画面のピクセルに直接マッピングされるのではなく、モデル化される 3D オブジェクトの座標空間の位置にマッピングされます。テクスチャは、色や、深さや反射率などの表面の性質を伝えるために使用することができます。複数のテクスチャを重ねて、複雑な表面のオーバーレイを作成することもできます。
適切なテクセルをポリゴン上の対応する点にマッピングするプロセスは、テクスチャマッピングと呼ばれます。テクスチャマッピングは、ディスプレイ用に 3D 画像をレンダリングするプロセスの一段階です。入力元と出力先のピクセルグリッドが揃っていない場合、さらにテクスチャフィルタリングを適用して、テクスチャマッピングされたピクセルを滑らかにします(テクスチャのマグニフィケーションまたはミニフィケーション)。レンダリングプロセスの最終的な出力は、 3D モデルの平坦化された 2D 投影で、テクスチャはモデルに「ラップ」されます。
レンダリングのパイプラインでは、テクスチャマッピングは通常、シーンを照明する前に行われますが、 WebGL では、照明はテクスチャマッピング処理の一部として実行されます。
関連情報
- テクセル (ウィキペディア)
- テクスチャマッピング (ウィキペディア)
- テクスチャフィルタリング (ウィキペディア)
- WebGL でのテクスチャの使用
- WebGL でのライティング
- WebGL におけるテクスチャのアニメーション