ReferenceError: assignment to undeclared variable "x"
JavaScript の strict モード独自の例外 "Assignment to undeclated variable" は、値が宣言されていない変数に代入されたときに発生します。
エラーメッセージ
js
ReferenceError: assignment to undeclared variable "x" (Firefox)
ReferenceError: "x" is not defined (Chrome)
ReferenceError: Variable undefined in strict mode (Edge)
エラーの種類
strict モード でのみ、ReferenceError
の警告が出ます。
エラーの原因
宣言していない変数に値を代入しています。つまり、 var
キーワードを使用せずに代入をしています。宣言した変数と宣言していない変数の間には、予想外の結果を招くいくつかの違いがあります。それが、 strict モードで JavaScript がエラーを発生させる理由です。
宣言した変数と宣言していない変数について、3 つの注意点があります。
- 宣言した変数は、それが宣言された実行コンテキストに制限されます。宣言していない変数は常にグローバルです。
- 宣言した変数は、コードが実行される前に生成されます。宣言していない変数は、それに割り当てるコードが実行されるまで存在しません。
- 宣言した変数は、その実行コンテキスト (関数かグローバル) で設定不可能なプロパティです。 宣言していない変数は、設定可能です (たとえば、削除できます)。
詳細や具体例は、var
参照ページを見てください。
strict モードのコード でのみ、宣言していない変数割り当てエラーが発生します。非 strict コードでは、それらは暗黙裡に無視されます。
例
無効なケース
このケースでは、変数 "bar" は宣言していない変数です。
js
function foo() {
"use strict";
bar = true;
}
foo(); // ReferenceError: assignment to undeclared variable bar
有効な場合
"bar" を宣言済みの変数にするために、その前に var
キーワードを追加します。
js
function foo() {
"use strict";
var bar = true;
}
foo();