escape()
警告: escape()
は厳密には (「ウェブ標準から削除された」という意味で) 非推奨ではありませんが、ECMA-262 標準の Annex B で定義されており、その導入部には次のように書かれています。
… この付録で規定されているすべての言語機能と動作は、 1 つ以上の望ましくない特性を持ち、レガシーな使用例がない場合は、この仕様から削除されます。… … プログラマーは、新しい ECMAScript のコードを書くときに、これらの機能や動作の存在を使用したり、仮定したりしてはいけません。…
The escape()
関数は、特定の文字を 16 進数のエスケープシーケンスで置き換えた新しい文字列を計算します。
メモ:
この関数は、主に URL クエリー (URL の ?
に続く部分) に使われていました。 — "\xHH
" の形式を使用して、ふつうの文字列リテラルをエスケープするためのものではありません。 (HH は 2 桁の 16 進数であり、より高い面の Unicode 文字には「\xHH\xHHxHH」という形式が使われます。)
文字列リテラル内のエスケープされた文字は、 \x
を %
に置き換えてから、 decodeURIComponent()
関数を使用することで展開することができます。
構文
escape(str);
引数
str
-
エンコードする文字列。
返値
特定の文字がエスケープされた新しい文字列。
解説
escape
関数はグローバルオブジェクトのプロパティです。特殊文字は @*_+-./
以外の文字が符号化されます。
文字の 16 進数形式として、文字コードの値が 0xFF
以下になる文字は 2 桁のエスケープシーケンス %xx
が、それ以上の場合は 4 桁のエスケープシーケンス %uxxxx
が使われます。
例
escape の使用
escape("abc123"); // "abc123"
escape("äöü"); // "%E4%F6%FC"
escape("ć"); // "%u0107"
// 特殊文字
escape("@*_+-./"); // "@*_+-./"
仕様書
Specification |
---|
ECMAScript Language Specification # sec-escape-string |
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser