font-synthesis
Baseline Widely available
This feature is well established and works across many devices and browser versions. It’s been available across browsers since January 2022.
font-synthesis
は CSS のプロパティで、太字やイタリックの字体がない場合に、ブラウザーが合成してよいかどうかを制御します。
構文
css
font-synthesis: none;
font-synthesis: weight;
font-synthesis: style;
font-synthesis: small-caps;
font-synthesis: weight style small-caps;
/* グローバル値 */
font-synthesis: inherit;
font-synthesis: initial;
font-synthesis: revert;
font-synthesis: unset;
試してみましょう
値
none
-
太字およびイタリックの字体を合成しないことを示すキーワードです。
weight
-
必要であれば、太字の字体を合成してよいことを示すキーワードです。
style
-
必要であれば、イタリックの字体を合成してよいことを示すキーワードです。
small-caps
-
必要であれば、スモールキャップの字体を合成してよいことを示すキーワードです。
解説
ほとんどの標準的な欧文フォントにはイタリック体や太字の変化形が含まれていますが、多くのノベルティフォントには含まれていません。中国語、日本語、韓国語、その他の表語文字に使用されているフォントは、これらの変化形を含まない傾向があり、それらを合成するとテキストの可読性が損なわれる可能性があります。このような場合には、ブラウザーの既定のフォント合成機能をオフにしたほうがよいかもしれません。
公式定義
初期値 | weight style small-caps position |
---|---|
適用対象 | すべての要素とテキスト。 ::first-letter および::first-line にも適用されます。 |
継承 | あり |
計算値 | 指定通り |
アニメーションの種類 | 離散値 |
形式定義
例
フォント合成の無効化
HTML
html
<em class="syn">Synthesize me! 站直。</em>
<br />
<em class="no-syn">Don't synthesize me! 站直。</em>
CSS
css
em {
font-weight: bold;
}
.syn {
font-synthesis: style weight small-caps;
}
.no-syn {
font-synthesis: none;
}
結果
仕様書
Specification |
---|
CSS Fonts Module Level 4 # font-synthesis |
ブラウザーの互換性
BCD tables only load in the browser